(Q)無戸籍者の生活保護申請はどうしたらいいでしょうか?

(A)

無戸籍の方でも、生活保護は申請できます
ポイントは「戸籍がない=申請不可」ではない、という点です。以下を順に押さえれば大丈夫です。


結論(いちばん大事なこと)

生活保護は“生活実態”で判断されます。
戸籍や住民票がなくても、困窮している事実が確認できれば申請できます。


① まず行く場所

お住まい(または現在生活している場所)を管轄する**福祉事務所(生活保護担当)**へ行きます。
窓口では、次のように伝えれば十分です。

「無戸籍で、生活に困っており、生活保護の相談・申請をしたいです」

※「戸籍がないから無理」と言われても、相談・申請自体を断ることはできません


② 身分証がなくても申請できる?

はい、できます。

  • マイナンバーカード
  • 住民票
  • 戸籍

これらが一切なくても申請は可能です。

代わりに、福祉事務所は次のような方法で本人確認・生活状況確認をします。

  • 本人からの聞き取り
  • 生活状況の調査(住居、収入、資産)
  • 医療機関・支援団体・知人などへの照会(必要な場合)

③ 申請後の流れ(無戸籍の場合)

  1. 生活保護の申請を受理
  2. 生活実態の調査
  3. 保護決定(仮支給を含むことも)
  4. 同時進行で
    • 戸籍取得
    • 住民登録
    • 医療・福祉制度への接続
      を支援されることがあります

※ 生活保護を受けながら、無戸籍状態の解消を目指すケースも多いです。


④ 法律上の根拠(安心材料)

  • 生活保護法は
    **「国民で、生活に困窮する者」**を対象としています
  • 戸籍・住民票の有無は要件ではありません
  • 実務上も、無戸籍者の保護実績は各地にあります

国としても無戸籍問題は把握しており、厚生労働省や自治体は排除せず支援につなぐ方針を取っています。


⑤ 申請がうまく進まないとき

次のような場合は、専門家・支援機関の同行が有効です。

  • 窓口で話が進まない
  • 申請書を渡してもらえない
  • 強く断られる

▶ 行政書士、弁護士、支援NPOが同行申請を行うと、対応が一変することもあります。

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