(Q5)図書や読書台の費用は、医療に伴う間接経費に該当しますか?(Q6)子供の病床で使用する遊具の費用は、間接経費として認められますか?(Q7)医療従事者等への謝礼は、医療に伴う間接経費に含まれますか?

(A5)はい。この質問は、生活保護受給者が入院中に本や読書台を購入した場合、その費用を「医療に伴う間接経費」として認めてもらえるのかという質問です。

① 結論

図書や読書台の購入費用は、原則として医療に伴う間接経費には該当しません。

なぜなら、図書や読書台は、通常、治療に直接必要なものではなく、入院中の生活を快適にするためのものだからです。

② 具体例

生活保護を受けているAさんが入院中に、次のものを購入したとします。

購入品金額
小説・雑誌2,000円
読書台3,000円
合計5,000円

この場合、購入費用5,000円を医療に伴う間接経費として別途支給してもらうことは、原則としてできません。

③ 医師が必要と判断した場合は?

例えば、身体の障害や病状によって、自分で本を持つことが難しく、読書台が必要になる場合もあります。

しかし、医師が必要と判断しただけで、読書台の費用が自動的に医療扶助の対象になるわけではありません。

治療やリハビリテーションのために必要な器具であれば、医療扶助や補装具等の別の制度で対応できるか、個別に確認する必要があります。

④ まとめ

この質問を簡単にまとめると、

入院中に使用する図書や読書台は、通常、医療に伴う間接経費として認められません。ただし、治療上の必要性がある場合には、別の給付制度の対象となる可能性があるため、個別に確認する必要があります。

ということです。

なお、図書や読書台を購入すること自体が禁止されているわけではありません。 入院患者日用品費などの範囲内で購入することは可能です。

(A6)はい。この質問は、生活保護を受けている子どもが入院した場合、病室のベッドで使用するおもちゃなどの購入費用を「医療に伴う間接経費」として認めることができるのかという質問です。

① 結論

子どもが入院中に病床で使用する遊具の費用は、原則として医療に伴う間接経費には認められません。

遊具は、通常、治療そのものに必要な費用ではなく、入院中の子どもの生活や娯楽のために使用するものだからです。

② 具体例

例えば、生活保護を受けている5歳の子どもが入院したとします。

保護者が、子どものために次のものを購入しました。

購入したもの金額
ぬいぐるみ1,500円
積み木2,000円
絵本1,000円
合計4,500円

この場合、購入費用4,500円を医療に伴う間接経費として追加支給することは、原則として認められません。

③ 治療上必要な遊具の場合は?

例えば、医師や作業療法士が、子どものリハビリテーションのために特定の遊具が必要だと判断する場合があります。

その場合には、単なる娯楽用品とは異なります。

ただし、治療上必要な遊具であっても、必ず医療に伴う間接経費として認められるわけではありません。

医療扶助の対象となる治療やリハビリテーションの一部として取り扱えるかなど、別途確認する必要があります。

④ まとめ

この質問を一番簡単にまとめると、

入院中の子どもが病床で使用するおもちゃなどの遊具は、原則として医療に伴う間接経費として認められません。ただし、治療やリハビリテーションに必要な場合には、別の給付対象となる可能性があります。

ということです。

重要なのは、子どもの入院生活のために必要なものと、医療扶助として公費負担できるものは、必ずしも同じではないという点です。

(A7)はい。この質問は、生活保護受給者が入院や通院をした際、医師や看護師などに渡す謝礼を「医療に伴う間接経費」として認めることができるのかという質問です。

① 結論

医師や看護師などの医療従事者に渡す謝礼は、医療に伴う間接経費には含まれません。

謝礼は、医療を受けるために必要な費用ではなく、本人や家族が感謝の気持ちを表すために渡すものだからです。

② 具体例

例えば、生活保護を受けているAさんが、1か月間入院したとします。

退院する際に、担当医師や看護師に感謝の気持ちとして、次のものを渡そうと考えました。

謝礼の内容金額
医師への謝礼10,000円
看護師への菓子折り3,000円
合計13,000円

この場合、13,000円は医療を受けるために必要な費用ではありません。

したがって、生活保護の医療に伴う間接経費として、別途支給することはできません。

③ 医療機関から謝礼を求められた場合は?

仮に医療機関の職員から謝礼を求められた場合でも、通常の診療費とは区別して考える必要があります。

生活保護の医療扶助では、原則として健康保険の診療方針や診療報酬の例に従って医療費が支払われます。

そのため、医師や看護師への謝礼を、追加の医療費として請求することはできません。

④ まとめ

この質問を簡単にまとめると、

医師や看護師などの医療従事者への謝礼は、治療に必要な費用ではないため、医療に伴う間接経費には含まれません。したがって、生活保護費から別途支給することは認められません。

ということです。

重要なのは、医療を受けるために必要な費用と、感謝の気持ちとして任意に支払う謝礼を区別することです。

⇓

記事のお問い合わせ先 生活保護専門 神戸市の義足行政書士事務所