(Q)行政書士が申請に同行する場合、当日の具体的な流れはどのようになりますか。また、同行に要する時間の目安はどの程度でしょうか?

(A)ここでは主に「生活保護申請の同行」を想定しています(福祉事務所でのケースが最も多いため)。


✅ ① 当日の具体的な流れ(生活保護申請同行の場合)

【① 事前準備(前日まで)】

✔ 委任状の取得
✔ 必要書類の確認
✔ 申請書の事前記入
✔ 想定質問の共有(収入・資産・扶養照会など)

👉 ここまで整っているかで、当日の時間が大きく変わります。


【② 当日の流れ】

1️⃣ 福祉事務所へ到着(予約時間の10〜15分前)

  • 受付
  • 同行者としての身分説明
  • 委任状提出(ある場合)

※行政書士は「代理人」ではなく補助者的立場で対応するのが安全です。


2️⃣ 申請意思の確認

ケースワーカーから本人へ確認

  • 本当に申請する意思があるか
  • なぜ困窮しているのか
  • 今後の生活見通し

👉 行政書士は

  • 事実関係の整理補助
  • 不当な水際対応の抑止
    を行います。

3️⃣ 申請書提出

  • 生活保護申請書提出
  • 添付書類確認
  • 不足書類の説明

※ここで重要なのは
🔵 「申請書を受理させること」


4️⃣ 初回面談(聞き取り)

よく聞かれる項目:

  • 現在の収入
  • 預金残高
  • 借金の有無
  • 親族関係
  • 住居状況
  • 医療状況

👉 行政書士は

  • 事実の補足説明
  • 法律用語の通訳役
  • 不適切発言の修正

を行います。


5️⃣ 今後の説明

  • 調査期間(原則14日以内、最大30日)
  • 家庭訪問予定
  • 扶養照会について
  • 医療扶助の扱い

ここまでで終了です。


✅ ② 同行に要する時間の目安

⏱ 一般的な目安

内容時間
受付~申請書受理30~60分
初回面談込み1.5~2時間
混雑時・質問多い場合2~3時間

👉 平均:1.5~2時間程度が現実的です。


✅ ③ 時間が長引くケース

✔ 書類不足が多い
✔ 収入・資産関係が複雑
✔ 同居家族がいる
✔ 扶養義務者問題がある
✔ 水際的対応をされる

この場合は3時間超えることもあります。


✅ ④ 行政書士としての立ち位置(重要)

  • 申請代理は不可
  • 本人意思が最優先
  • 債務整理の法的助言は弁護士領域(法テラス同行は補助なら可)

以前ご相談のあった
「法テラス同行が業際に当たるか」という点と同様、
あくまで手続補助・事実整理の範囲に留めることが安全です。


✅ ⑤ 実務的アドバイス

🔹 事前に福祉事務所へ電話連絡
→ 「本日○時に申請同行予定」と伝えておくとスムーズ

🔹 申請書は事前記入
→ 当日記入だと30分以上ロス

🔹 想定問答メモを持参
→ クライアントの緊張防止

🔹 面談メモは必ず残す
→ 後日の支給決定・不支給対応に使える


✅ まとめ

✔ 当日の流れは
「受付 → 申請受理 → 初回面談 → 今後説明」

✔ 所要時間は
👉 平均1.5~2時間
👉 長いと3時間程度

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