(Q)Aさんが自動車を手放さずに生活保護を受給したいと考えている場合、どのような助言を行うべきでしょうか?
(A)生活保護では
🚗 自動車は「資産」と扱われるのが原則
です。
したがって、
- 原則 → 売却・処分を求められる
- 例外 → 「生活維持に不可欠」と認められれば保有可能
という構造になります。
■ Aさんに行うべき助言(結論)
目次
① まずは「原則処分」であることを正直に説明する
期待を持たせすぎないことが重要です。
「基本的には処分を求められます。ただし例外が認められる場合があります」
と冷静に伝えます。
■ ② 保有が認められる可能性があるケース
以下のような事情があれば例外可能性があります。
✅ 通勤に不可欠
- 公共交通機関がない
- 深夜勤務
- 就労継続支援A型等への通所
✅ 障害・傷病がある
- 歩行困難
- 通院に不可欠
- 障害者手帳あり
✅ 生活圏の事情
- 山間部・過疎地域
- 代替交通手段がない
■ ③ 助言の仕方(実務的)
✔ 感情論ではなく「立証戦略」に切り替える
×「車がないと困るんです」
○「通院証明・就労証明を準備しましょう」
■ ④ 準備すべき資料
- 医師の意見書
- 就労証明書
- 通勤経路図
- 公共交通機関の時刻表(不便である証明)
- 障害者手帳写し
■ ⑤ 注意すべき点
❌ 高額車両はほぼ不可
目安:資産価値が高い車は難しい
❌ ローン残ありは特に厳しい
→ 債務整理や引き揚げ対象
❌ 保険・車検費用は原則自己負担
■ ⑥ ケースワーカーとの交渉ポイント
「医療扶助と連動している」
「就労自立のために必要」
「処分するとかえって生活維持困難」
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