(Q)78条徴収決定の効果は、世帯主以外の者にも及びますか?

(A)生活保護法78条による徴収決定の効果は、原則として世帯主以外の世帯員にも及びます。

ただし、少し仕組みがありますので、わかりやすく説明します。


① 生活保護は「世帯単位」が原則

生活保護制度は、
個人ではなく「世帯」単位で保護を行う仕組みです。

つまり、

  • 申請
  • 保護費の計算
  • 不正受給の返還

これらは基本的に 世帯全体で扱われます。


② 生活保護法78条とは

生活保護法第78条

この条文は簡単に言うと

不正な方法で生活保護を受けた場合、支払われた保護費を返してもらう制度

です。

例えば

  • 収入を隠していた
  • 資産を申告していなかった
  • 虚偽の申告をした

などの場合に使われます。


③ 世帯主だけが対象なのか?

結論は次のとおりです。

世帯主だけではなく、同じ世帯の人にも徴収決定の効力が及びます。

理由は
生活保護費が

世帯全体の生活費として支給されている

ためです。

そのため行政実務では

  • 世帯主
  • 世帯員

全員が連帯して返還義務を負う扱いになることがあります。


④ ただし例外もある

ただし、必ず全員に責任があるとは限りません。

例えば

  • 不正をしたのが 特定の世帯員だけ
  • 他の世帯員は 事情を知らなかった

などの場合は

その人だけに徴収決定がされることもあります。


⑤ イメージ

例で説明します。

ケース

父(世帯主)

父が収入を隠していた場合

→ 不正受給

この場合

  • 父だけに徴収
  • 世帯全体に徴収

どちらもあり得ます。

実務では

世帯全体への徴収決定になることが多いです。


まとめ

✔ 生活保護は 世帯単位
✔ 78条徴収決定は 世帯員にも及ぶ可能性がある
✔ ただし 不正をした人だけに限定される場合もある

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