(Q3)Aさんが通院のために自動車を保有することは認められていますか?その理由は何ですか?例:Aさんが週1回通院する必要がある場合、自動車の保有は認められるのでしょうか?(Q4)自動車維持に必要な費用にはどのようなものがありますか?例:Aさんが自動車を維持するために必要な費用には、どのような項目がありますか?(ガソリン代、自動車税、修理費用、車検費用、自賠責保険料、任意保険料、運転免許証の更新費用、自動車の買替え費用など)
(A3)はい。Aさんが週1回など定期的に通院する必要があり、障害のため公共交通機関の利用が著しく困難で、自動車通院が本当に必要と認められる場合は、自動車の保有が認められる可能性があります。
わかりやすく言い換えると、
「障害のある人が、毎週病院へ通うために車がどうしても必要な場合、生活保護を受けていても車を持っていてよいのか?」
という質問です。
厚生労働省の取扱いでは、障害者が通院のために自動車を保有する場合、単に「週1回通院している」だけでは足りず、主に次の点が確認されます。①通院のため定期的に車を使うこと、②障害のため公共交通機関を利用することが著しく困難であること、③送迎サービスや家族による送迎など他の方法も困難であること、④タクシーよりも自動車通院が地域の実情からみて妥当であること、⑤車が高額ではなく通院に必要最小限のものであること、⑥維持費を確実に賄える見込みがあることなどです。
したがって、たとえばAさんが毎週1回通院しなければならず、足の障害などでバスや電車の利用が著しく困難で、病院の送迎サービスもなく、家族による送迎も難しいという状況であれば、自動車で通院する必要性が高いと判断され、自動車保有が認められる余地があります。
反対に、週1回通院していても、公共交通機関を無理なく利用できる、病院の無料送迎が使える、家族が常時送迎できるなどの場合は、車の保有が認められにくくなります。
つまり、「週1回通院しているから車を持てる」ということではなく、「定期的な通院+障害等により他の交通手段が現実的に使えないため、車での通院が真にやむを得ない」ことが重要です。
結論としては、Aさんが週1回の通院を必要としており、その障害の状態から公共交通機関の利用が著しく困難で、他の送迎手段も利用できないなどの要件を満たせば、生活保護を受けながら通院用自動車を保有することは可能です。
(A4)自動車を保有し続けるには、ガソリン代だけではなく、税金・保険・車検・修理など、さまざまな費用が必要になります。
今回の質問を簡単に言い換えると、
「生活保護を受けているAさんが、認められた自動車を使い続けるためには、具体的にどんなお金がかかるのでしょうか?」
という質問です。
主な費用としては、ガソリン代、自動車税(種別割)・軽自動車税、車検費用、自賠責保険料、任意自動車保険料、故障した場合の修理費・整備費、タイヤやバッテリーなどの交換費用、駐車場代、運転免許証の更新費用などがあります。
さらに長期間使用すれば、車が故障したり老朽化したりして、買替え費用が問題になることもあります。
生活保護で特に注意したいのは、「車の保有が認められた=車にかかる費用をすべて生活保護費から別途支給してもらえる」という意味ではないことです。
通勤用として保有が認められている場合には、ガソリン代など一定の通勤必要経費を勤労収入から控除できる場合があります。また、障害者等が通院のために保有を認められている場合には、燃料費などについて医療扶助の移送費との関係が問題になります。一方、税金、車検、修理、任意保険、買替え費用などについて、すべてが生活保護から当然に支給されるわけではありません。
そして、自動車保有を認めるかどうかの審査でも重要なのが、これらの維持費を今後も負担できる見込みがあるかという点です。車を保有する必要性が高くても、車検や保険などの費用を負担する見込みがなく、最低生活の維持に支障が生じるような場合には問題になります。
したがって、Aさんのケースでは、
ガソリン代+税金+車検+自賠責・任意保険+修理・整備費+駐車場代など
を年間で見積もり、「Aさんが生活保護を受けながら、これらの費用をどのように賄っていくのか」まで確認することが重要です。
なお、買替え費用は通常の維持費とは少し性質が異なります。 保有を認められていた車が老朽化して買替えが必要になった場合に、「生活保護受給者だから絶対に買替えできない」と単純に判断するものではありませんが、購入資金の出所、車の必要性、車種・価格などについて福祉事務所との個別協議が必要になります。
つまり、わかりやすくまとめると、**「車を持つにはガソリン代だけでなく、税金・保険・車検・修理など継続的に多くの費用がかかる。生活保護で車の保有が認められる場合には、その維持費を無理なく負担できるかも重要な判断材料になる」**ということです。
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