(A)完成工事原価とは何ですか?

工事原価とは、特定の工事に直接必要な費用(材料費、労務費、外注費、経費など)を集計したもので、完成工事原価として当期の損益計算に計上されるものと、未成工事支出金として翌期に繰り越されるものに分けられます。

日本では「原価計算基準」(1962年、大蔵省企業会計審議会公表)が原価計算の実践規範とされており、原価計算の目的として以下の5つが挙げられています:
1. 財務諸表作成のための損益・財政状態の表示。


2. 価格計算に必要な原価資料の提供。


3. 原価管理に必要な資料の提供。


4. 予算編成・統制のための資料提供。


5. 経営計画の設定に必要な情報提供。

建設業では、個別原価計算が基本であり、工事ごとに直接費や間接費を集計する方法が採用されています。