(Q3)通学交通費を認める際に考慮される「交通事情」とは、具体的にどのようなものですか?
(A3)結論
通学交通費を認める際の**「交通事情」とは、自宅から学校までの交通手段や運行状況、道路状況などを踏まえて、徒歩・自転車だけでなく公共交通機関等を利用する必要があるかを判断するための事情**をいいます。
簡単にいうと、**「その地域では、実際にどのような方法で学校へ通えるのか」**を見るものです。
具体的には、例えば次のような事情が考えられます。
- バス・電車など公共交通機関の有無
- 運行本数や運行時間が登下校時間に対応しているか
- 自宅や学校から最寄り駅・バス停までの距離
- 乗換えの回数や待ち時間などを含めた実際の通学時間
- 徒歩・自転車で通学できる道路があるか
- 交通量が多いなど、通学経路の道路状況
- 積雪など、その地域特有の交通上の事情
- スクールバスなど、他に利用できる通学手段があるか
具体例
例えば、自宅から学校までの距離だけを見れば自転車通学が可能に思えても、学校が自転車通学を認めておらず、徒歩では相当な時間がかかり、登校時間に利用できる路線バスがあるとします。
この場合は、こうした実際の交通事情を確認して、バス通学の必要性を判断することになります。
逆に、学校まで利用できる無料のスクールバスがあり、それで問題なく通学できる場合には、有料の路線バスや電車の交通費を別途認める必要性は低くなります。
「地理的条件」との違い
前の質問と合わせると分かりやすいです。
身体的条件
→ 障害、疾病、けがなど「本人の身体の事情」
地理的条件
→ 距離、山・川、坂道、迂回など「場所・地形の事情」
交通事情
→ バス・電車、自転車、道路、運行状況など「実際の交通手段の事情」
したがって、「交通事情」を簡単に言えば、
自宅から学校まで、現実にどのような交通手段が利用でき、それを使わなければ通学が困難なのか
という点です。
最終的には、単に「バスや電車を使いたい」という本人の希望だけではなく、身体的条件・地理的条件・交通事情などを総合的に確認して、交通機関の利用が真に必要かどうかを福祉事務所が判断することになります。
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