(Q)退職一時金制度とは何ですか?
(A)### 1. **退職一時金制度**
– 企業が従業員の退職時に支払う金銭。
– 労働協約、就業規則、退職手当規則などで定められる。
– 中小企業の場合、「中小企業退職金共済制度(中退共)」または「特定退職金共済団体(特退共)」に加入可能。
– 中退共と特退共の両方に同時加入することは不可。
– 現場技術者は「建退共」、事務職や管理職は「中退共」に加入するのが望ましい。
### 2. **中退共(中小企業退職金共済制度)**
– 中小企業向けの退職金制度。
– 国の援助を受けて運営されている。
– 対象:従業員(事業主、役員、建退共加入者、臨時雇用者は除く)。
– 加入条件:従業員300人以下または資本金3億円以下の企業。
– 月額掛金:5,000円~30,000円の範囲で従業員ごとに設定。
– 加入手続き:中退共のホームページや窓口で申請可能。
### 3. **企業年金制度**
社会性等の評価で加点対象となる4つの制度:
1. **厚生年金基金制度**:老齢厚生年金の上乗せ給付を行う。
2. **適格退職年金制度**:税法上の優遇がある社外積立型の退職年金(2012年3月31日で加点対象外)。
3. **確定給付企業年金制度**:事業主と従業員が年金内容を約束し、従業員が高齢期に年金を受け取る。
4. **確定拠出年金制度(企業型)**:事業主が従業員に安定した年金給付を行う。
### 4. **注意点**
– 就業規則に「建退共による退職金の支払い」と記載されている場合、加点対象外。
– 退職給与引当金を設定し、規則を変更する必要がある。