(Q)発注者が審査する事項とは何ですか?

(A)### 審査事項の概要
発注者が審査する事項は「客観的事項」と「主観的事項」に分かれます。


#### 1. 客観的事項
– **経審の総合評定値P**を基に評価。
– 都道府県など多くの発注者が採用。
– 市町村の一部では採用されていない場合があり、その場合は客観的事項のみで格付けを行う。

#### 2. 主観的事項
– 発注者が独自に設定する評価項目。
– 主観点が加算され、格付けに影響を与える。
– 主観的事項を採用しているかは発注者ごとに異なるため、確認が必要。
– マイナス評価が含まれる場合もある。



### 格付けの仕組み
– 工事の規模に応じて、入札参加業者をランク分け。
– ランクはA~Eや番号(例:1番、2番)で表示される。
– 工事の金額に応じて、募集するランクが異なる。
– 格付け方法やランクの基準は地方自治体によって異なる。



### 主観的事項の評価項目
評価項目は以下の4つに分類されます:

#### ① 導入すべき項目
– 工事成績(地方自治体や都道府県の成績評定を活用)。
– 技術力(資格保有状況、技術者の雇用状況、優良工事表彰など)。

#### ② 導入が望ましい項目

– 地域貢献(災害時の活動実績、防災協定の締結、地域貢献団体への加入など)。

#### ③ 必要に応じて導入する項目
– 営業停止や指名停止などの処分。
– コンプライアンス(法令遵守)。
– 新分野進出や企業連携。

#### ④ 個別ニーズに応じた導入項目
– 社会性(雇用・労働対策、福祉対策、環境対策など)。



### 注意点
– 総合評定値Pが同じでも、主観的事項の評価によってランクが異なる場合がある。
– 主観的事項の評価基準は時代の変化に応じて見直されることがある。
– 格付け基準は公表されない場合もあるため、発注者に確認が必要。