生活保護は、国が用意している「最後の安全網」です。
病気や失業などで生活ができなくなった人を、国が責任を持って支える制度です。

ただ、この制度の正しい情報は意外と知られていません。
「どこに行けばいいの？」「いくらもらえるの？」「貯金がどのくらいになったら申請できるの？」など、分からないことが多いです。
また、「役所で追い返されたらどうしたらいいの？」という不安を持つ人もいます。

よくある誤解として、

  • 年金をもらっているとダメ？
  • 家や車があると使えない？
  • ペットがいると申請できない？
    と聞かれますが、実はどれも「条件次第でOK」です。完全にダメというわけではありません。

さらに、生活保護を受けながら働くこともできます。
働いた分だけ支給額は減りますが、手元に残るお金はむしろ多くなります。
収入が国の定める最低生活費を超えれば、生活保護を卒業できます。
そしてまた生活が苦しくなったときには、再び利用することもできます。

つまり、生活保護は「一度きりの支援」ではなく、
その時の生活状況に合わせて助けてもらえる、
“生きるための最後のセーフティーネット”なのです。